"のだめカンタービレ"R☆Sオーケストラ初公演考

オーボエ奏者として言わせてもらうと、間違いなく黒木くん*1死ぬと思う。


以下は、R☆Sオーケストラ初公演のプログラムである。


シューマン マンフレッド序曲
モーツァルト オーボエ協奏曲K.314
ブラームス 交響曲第一番


確かにバランスのいいプログラムだけど、このプログラムはいくら何でもオーボエに優しくない。間違いなく殺しに来てる。
いや、マンフレッドはええねん、そんな大変そうじゃないよ。ただ微妙にキツい。マジメに演ると死ぬタイプの曲だね。
でもさぁ、K.314だろ?その後に15分の休憩はさんでブラームスだよ?死ぬって。
しかもよせばいいのに全部黒木が1st。演奏終了後舞台袖で一人だけ真っ白に燃え尽きてると見た。
っていうか、マンフレッドとか2ndでもいいじゃん。確かにブラ1やりたい気持ちは同じオーボエ吹きとして分かるが。
R☆Sオケ初公演=黒木祭りと見た。おっ、猪木祭りとゴロが似てるぞ。黒木祭り。


でも後でよくコミックスを見てみたら、マンフレッドもブラ1もアシつけてた。オーボエ
おおっ、なんてリアリティのあるマンガだ。
多分取材協力の茂木あたりに、「いやいやいやいやこのプログラムは疲れるってマジ疲れるっていやホントこれやだもん俺絶対やりたくないもんこんなの絶対疲れるって絶対アシつけるってマジでマジでマジでだってコンツェルトは別になんとかなるっちゃーなるっていうかK.314はプロ目指してるオーボエ吹きなら5,6回は絶対やるしなんとかなるけどこの後にブラ1とかやったら第一楽章のソロで燃え尽きて死ぬってマジでマジでマジで本気でこれは2とか3とか4とかのソロとかやる明日への活力本気でものごっつい勢いで無くなるってマジでマジでマジでていうかブラームスこのシンフォニーだけでオレらオーボエ奏者マジ殺しに来てるんだってホントマジでマジでマジでこんなヤバいブラ1の前にk.314なんてウィスキーコップ一杯飲んだ後にどんどんウィスキー飲まされるようなもんだってマジでマジでマジでそりゃ寝ゲロもするっちゅーねんってんでこの演奏会終わった後に打ち上げとか行ってビールとか飲む気力すら無くなるってマジでマジでマジでコール飲みとかソロ飲みとかマジできないっていうかホントちょっとマジで真剣に勘弁してください」とかアドバイスを受けたと見た。というか、俺なら、そう言う。
多分目立たなくて難しくて疲れる、いやーなパッセージはアシに押しつけてると見た、ってソレ俺じゃん。


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*1:"のだめカンタービレ"R☆Sオーケストラのオーボエ奏者。地味。村人Aとか群衆とかチョイ役とか言われても納得できるレベルの見た目の地味さ。しかし、頭ではオーボエ吹きは地味だと分かっていても、マンガでこうも露骨に地味に表されるとなんか微妙。また、木管=変の例に漏れず、やっぱり微妙に変な人。