サッカー

オリンピックのサッカーの予選を見に行った。
日本vsバーレーンバーレーンってどこだろう。聞いたことがあるけど。
(W杯の頃に急いで立てて、周辺がクソ田舎だったり芝生が駄目だったりして当時マスコミにさんざん叩かれた)埼玉スタジアムまでわざわざ行きました。5万5000人以上の観客が見に来ていたそうです。すげえな、5万5000て。俺の住む東京西部の市は人口10万人なんだが…おいおい、半分かよ…
おいおい、もしかしてこのスタジアムにいる奴だけで市ができるんじゃないか?国民1000人ちょいで成り立ってる国もあるんだ、普通に成り立つだろうな…つまりは埼スタ市か。この「スタ」の部分が何となくおはスタ風味だ。関係ないけど声優がテレビ出るな>山寺

日本の試合の前にレバノンvsUAEの試合もありました。観客はレバノンが勝てば日本が有利になるためにレバノンを応援。応援する国民のいないはずの極東の変な東洋人の国で日本人による謎のレバノンコール。応援されてる当人にしちゃ複雑だ。面白いよなぁこういうの。

双方、点をバンバン入れる面白い試合になりました。
だが結局2-2でUAEレバノン結局引き分け。あれだけやって。

で、この試合の後に日本代表が出る試合。
いやぁ、面白かった。何が面白いって、5万5000人の観客が合唱する「君が代」だね。5万5000人の合唱は凄いですよ。何万人もの人が合唱するようなシチュエーションなんて滅多に無いんだからこの経験は貴重だったかも。スタジアムに響く君が代は凄いですよ。究極の楽器は人の声だと誰かが言った気がするが、その通りかも知れん。最早オーボエなんて歯牙にすらかけませんよー。
しかし、ここで問題になるのは「音」の速度の問題。普通に考えれば100mもありゃ1/3秒はズレるはずなので、合唱は相当ズレると思われる。しかし、元々スローテンポの曲だからあんまり問題にはならない。例えばこれが、テンポ180ぐらいの歌だったら相当ズレてた筈。リズムの早い国家にしなかった昔の人に感謝だ。…しかし、一番ズレてたのは独唱してた相川七瀬
2chのスレを後で覗いたんだけど、テレビで見ていて相当ヤバかったらしいね、相川七瀬君が代
スタジアムの雰囲気に飲まれていたために俺はそんな小さなことに気づかなかったが、よーっく考えると相当おかしいことに気がついた。
一番おかしいと思ったのは、「千代に八千代に」の「千代に」と「八千代に」の間に異常とも思えるぐらいの「間」を作ったこと。
君が代をさらっと歌ってみれば分かるが、この「千代に」と「八千代に」の間には厳密な「間」は存在しない筈。でも相川七瀬はここに作ってました。どういうこと?
すごいですよ。いつここに休符ができた?ぐらいの間ができてますた。歌ってるこっちが戸惑うぐらいに。空気が明らかに戸惑ってました。

簡単に言うと(音楽やってる人にしか分からん抽象的なことだが)、指揮者が指揮をトチったときに演奏者達が一応指揮通りに続けるも「あれー、ちょっと違うんじゃない?」とか、「ちょっと間違ってませんか?」とか、無言で思っているような、そんな感じの空気。指揮者が間違えてから指揮者が気づいて止めるまでそんな空気になりませんか?…分かりますかねー。

音楽やってない人にも分かりやすく言うと、テスト中に「あれ?問2が2つない?」とか、「なんで問6の選択肢に『that』が2つあるの?」って周りの席の人が一斉にツッコミを入れてるような空気。その問題にテストを行っている生徒の8割ぐらいが到達してから、先生が来て黒板に訂正書くまでの間って感じかな。あー、やっぱ分かんないかなー。分かんないだろうなー。



まぁ、そんな微妙な空気でした。相川七瀬のせいで。

ちなみに日本が負けたバーレーンですけど、キーパー以外はアマチュアらしいです。普段は他の仕事やってて、週末だけサッカーするような人たちらしいんですよ。びっくりしましたね。これに負けたの?プロが。サッカーってそんなことあるわけ?だってさぁ、例えばうちの大学のオケにN響が負けるなんてことないでしょ?阪神タイガースが高校の野球部に負けるなんてことあるか?…いや、芸術ならまだしもスポーツなら有り得るのか…

まとめると、何万人も集まって合唱なんてチャンスは滅多にないんだから、サッカーに興味はなくても国家同士の試合は一生に一度は見に行くべきでしょう。チケットは3000円だったが、国家だけでも3000円の価値はあると思うし。(こんな事書くと絶対うちの部のサッカーファン達に怒られる。絶対怒られる。あー。)でも、独唱がヘタクソだと全て台無し。いや、でもサッカーは普通に面白いと思った。誰かとか誰かとかのせいでサッカーファンになりそうな予感だ。最近、テレビとかでサッカーやってるとふと見てる自分がいるしなぁ。あーヤバい。