Freunde!

やっぱね、「第九」は凄いわ。
約50分間、第一〜第三楽章と、ものすんごい長く、そしてAAA級に難しい難しい楽章を経て行き着く第四楽章で「ああ友よ、そんな調べではだめなのだ!」と、いきなり全否定。新作を作るたびに「Zガンダムは駄作だった」とか前作を全否定しちゃう富野監督並の全否定。ベートーヴェン最高。
しかも「ああ友よ!」と否定する前にわざわざ第一〜第三楽章の主題を演奏させるという念の入れよう。更に、その3つの楽章主題の後にはわざわざメロディでの否定を入れるという、更なる念の入れっぷり。どんなプレイだ。これは。もうね、ベートーヴェン様に一生付いていきます俺は。もう富野なんかどうでもいいや。ガンダムキングゲイナー?何それ?(全否定)

んでね、更に感動するのはその後。「ああ友よ、そんな調べではだめなのだ!声を合わせてもっと楽しくうたおうではないか、もっとよろこびにあふれる調べで!」とバリトンが高らかに歌い上げたあと。ここからが素晴らしい。

バリトンが第四楽章の主題を歌い上げ、そこにオーボエクラリネットが伴奏を付けていく。
ここがまた神々しい。美しい。すんごい。ヤバい。死ねる。
このオーボエと、クラリネットがまたどこまでも美しいんですわ。
一番好きなのは245小節目三拍目からオーボエがAを5拍伸ばすところ。
もうね、ここ、ここ、ここだよ!(大暴走中)
あんまり、語彙が、ないので、なんとも、言えないけど、ここは、もう、すぅっごい。
全体的なクラとの掛け合いに至っては、もう、泣けるね。
…なんちゅうもんを演ってくれたんや…これに比べたら今までの楽章はカスや。(美味しんぼ風)

一つ取ってもこんな凄い。第九って凄いわ。
あとお気に入りは、第一楽章のド頭、14〜16小節目辺り。
第二楽章ド頭のティンパニのソロ「だんだだん!」も良い。
あとは、第二楽章の「たーたたーたらたったったったったったー」ってとこ…って、文字じゃ絶対分からないな…。小節番号はスコアいちいち見て書くのめんどいから書かない。どうせこの日記見てるヤツで第九のスコアなんか持ってるヤツはいないだろうし。

しかし、凄い。第九ヤバイ。深すぎて紹介しきれん。面倒なのでここで終わり!今日は疲れたし。