木管として見逃せないニュース


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041217-00000501-yom-int
(リンク切れ。yahooはすぐソースが消えるから嫌いだ)


3万年前・最古のフルート、独の洞くつで発見


 マンモスの牙で作った3万7000―3万年前とみられるフルートを、
独チュービンゲン大のニコラス・コナード博士らが、ドイツ南西部の洞くつで
発見した。


 象牙(ぞうげ)製のフルートが見つかったのは初めてで、人類が作った
最古の楽器とみられる。16日、コナード博士らが発表した。


 見つかったフルートは、長さ約19センチ。半円形の断片二つを空気が
漏れないようにつなぎ合わせて完成させている。高度な技術が求められる
象牙製のフルートは、当時の人類が創意工夫を凝らして音楽を奏でていた
ことを示している。


 これまでに発見されているフルートは、中が空(から)になっている水鳥の
翼の骨に指で押さえる穴をあけただけだった。地層の分析結果から、
今回のフルートが最古の可能性が高い。


 どのような音楽を奏でたかは不明だが、研究チームがこれらのフルートの
音を試したところ、変化に富む美しい音が出たという。


 約4万年前からヨーロッパに移り住んだ現生人類(ホモ・サピエンス)が
作ったとみられる。


 小野昭・東京都立大教授(考古学)の話「象牙をつなぎ合わせる高度な
技術が楽器作りの初期にあったとは考えもしなかった。極めて重要な
発見と言える」
(読売新聞) - 12月17日9時17分更新